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2020.02.02
こんにちは。
総務部 総務グループの立花 翔です。
上の画像は「ガス燈(とう)」というガスを燃料にした照明です。
久留米ガスの本社前に1つ、西隣の賃貸マンション「ウェスタ久留米 けやき通り」に
2つ設置されています。
普段は17時から点灯するようにしていますが、暗い中で見ると
優しい光が広がって、電気のものとは違った風情のある光景になります。
実はガス燈が日本の都市ガス事業の始まりになり、1872年に横浜で初めて設置され、
久留米では1914年から導入されました。
しかし、白熱電球の発明と配電システムの普及が進むと徐々に姿を消していくことになり、
今となってはガス燈を見かける場所はごくわずかで、
ご存じのように電気のものが大半を占めるようになっています。
それでも、ガス業界はそこで終わるのではなく、調理用、給湯用、暖房用と用途を広げて、
その時代ごとのニーズに合わせ、形を変えながら現在まで続いてきました。
業界が変わるということは、人も変わるということ。
私たちの先輩方は、そのような大きな変化を何度も迎え、新しい挑戦をしてきました。
それは現在の私たちにも求められている事で、変わらなければ時代に置いて行かれます。
今でも多くのガス会社が会社施設にガス燈を設置しているのは、そんな先人への敬意と、
初心を忘れずに挑戦し続けようとする思いの表れでもあると思っています。
そういった事をふまえてガス燈を見ると、より情緒深く感じるものがあるかもしれません。
会社見学も受け付けておりますので、久留米ガスにお越しの際や、前を通られる際は
是非ご覧ください。